最終審査に残った料理を試食する審査員たち

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「秋山郷」食を通じてPRへ 初の名物料理コンテスト

信濃毎日新聞(2015年3月9日)

 下水内郡栄村と新潟県津南町の観光関係者らでつくる「信越秋山郷会」は、両町村にまたがる「秋山郷」を食を通じて発信しようと、初の「名物料理コンテスト」を企画し、8日、最終審査会を津南町で開いた。同町の山田恵子さんが作ったトチの実のクッキーが最優秀賞に選ばれ、今後商品化を検討するという。

 コンテストには両町村や飯山市、新潟市などの44人が応募。この日は書類審査で絞られた9人が実際に料理を作った。同会役員ら7人が試食し、地域の食材を使っているか、誰でも作れるかといった観点から点数を付け、最優秀賞1品と優秀賞4品を選んだ。

 飯山市の出沢真理子さん(42)は、栄村産のそば粉や米粉で作った生地に飯山市のキノコやリンゴを載せた「ガレット」を出品し、優秀賞に選ばれた。出沢さんは「栄村産の食材を使い、(県北部地震からの)復興への願いを込めました」と話していた。

 ほかに山菜を使った春巻きや地元産野菜を使ったカレーなどが並んでいた。信越秋山郷会の会長相沢博文さん(67)=栄村=は「食べることが一番元気になる。地域活性化につなげていきたい」と話していた。

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