御膳をPRするためのチラシを作る大手町小児童=4日、上越市大手町

御膳をPRするためのチラシを作る大手町小児童=4日、上越市大手町

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お薦めの味まだあるよ 児童が考案「春の上越」 老舗料亭が商品化

新潟日報(2015年3月9日)

 上越市の大手町小学校6年生42人が旬の地元食材などを盛り込み、地域をPRする和食「上越ときめき御膳」を考案した。市内の老舗料亭「宇喜世」が商品化し、北陸新幹線開業の14日から春季限定でランチとして発売する。児童らは「新幹線で訪れる人にぜひ食べてほしい」と期待している。

 御膳は上越の春をテーマに、コシヒカリや旬の地元野菜などを使っている。タケノコご飯や郷土料理の押しずし、トウナの一種「オータムポエム」の肉巻きなど10品ほど。高田の桜をイメージし、桜の形に切ったニンジンや塩漬けにした桜の花びらを載せた茶わん蒸しもあり、目で見て季節感を楽しめるよう工夫した。

 児童は総合学習の時間で、1年間かけて和食を学んだ。プロの料理人や保護者らのアドバイスを受けながら試作を繰り返した。宇喜世の総支配人山田達也さん(50)を講師に話を聞いたことが縁でメニューを提案。1月下旬に商品化が決まった。

 山田さんは「子どもたちが真剣に考えてくれたアイデアを何とか生かしたいと思った。うちの料理人と児童が話し合いながら開発した」と話す。

 児童は手書きの品書きや御膳を紹介するチラシを作った。14日に上越妙高駅で配ってPRする。

 6年の政木彩香さん(12)は「みんなで協力して考えた御膳が商品化されてうれしい。上越らしさが感じられるので多くの人に味わってほしい」と話した。

 御膳は1500円(小学生以下千円)で1日限定20食。前日までに予約が必要。問い合わせは宇喜世、025(524)2217。

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