北陸新幹線開業まで1週間となった7日、上越市の上越妙高駅に観光客を迎える縦6・4メートル、横4メートルの懸垂幕が飾られた。上越市など近隣5市が観光のPRに使う「ようこそ。越五の国へ。」のキャッチコピーが大きく書かれており、上越妙高駅を本県の西の玄関口としてアピールする。
上越市など官民でつくる「新幹線まちづくり推進上越広域連携会議」が設置した。幕は鮮やかな黄色と紺色を組み合わせ、「越五の国」に加わる上越、妙高、柏崎、十日町、佐渡の5市の位置を星座のようにつないだマークも描かれている。
7日は朝から作業員6人が駅東口にある吹き抜けの広場「もてなしドーム」に集まり、掲示を開始。棒に取りつけられた懸垂幕が少しずつつり上げられ、ドームに掲げられる様子を、駅の利用者らが見守った。
駅の東口と西口を結ぶ自由通路にも、懸垂幕と同じ図柄の縦80センチ、横50センチのフラッグ48枚が飾られた。
家族5人で駅を見に来た上越市寺町1の会社員丸山和之さん(43)は「大きな懸垂幕で、開業の準備が進んでいるのを感じます」と話した。