フォッサマグナミュージアム内にあるナウマン博士の展示室を見学する、ひ孫のペーターさん夫妻=9日、糸魚川市

フォッサマグナミュージアム内にあるナウマン博士の展示室を見学する、ひ孫のペーターさん夫妻=9日、糸魚川市

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糸魚川・フォッサマグナミュージアムがリニューアル ナウマン博士のひ孫来館

新潟日報(2015年3月10日)

 北陸新幹線開業に合わせて改修を進めてきた糸魚川市のフォッサマグナミュージアムが9日、リニューアルオープンした。フォッサマグナの発見やナウマン象研究で知られるドイツ人地質学者エドムント・ナウマン博士のひ孫夫妻が新装を祝って訪れ、博士ゆかりの品を寄贈した。

 訪れたのはペーター・ナウマンさん(54)とベアトリックスさん(53)夫妻。ミュンヘン在住で、糸魚川市を訪れるのは初めて。父のディーターさん(76)から預かったという、博士が生前愛用していたキセルやインクつぼなど4点を寄贈した。

 館内にはこれまでも博士にまつわる展示室があったが、改修で解説などを充実させた。博士が描いた日本列島の地質図や調査活動した際の道具など約70点を展示している。

 ペーターさんは「ナウマン博士に対する思いと記憶がこのように維持されて大変うれしい。日本でどのような研究をしていたかを多くの人に見てほしい」と話した。

 オープン式典では米田徹市長が「新幹線開業後はミュージアムを核として交流人口の拡大に努めたい」とあいさつ。関係者がテープカットして祝った。

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