１４日の北陸新幹線開業に伴い信越、北陸両線の一部をＪＲから引き継ぐ「えちごトキめき鉄道」（上越市）は１２日、ＪＲ高田駅前などで利用者に時刻表を配った。嶋津忠裕社長も参加し、トキめき鉄道の開業をＰＲした。

　時刻表は両面印刷で縦１２センチ、横９０センチ。折り畳むとポケットサイズになる。トキめき鉄道のほか、接続する北陸新幹線やほくほく線などのダイヤも掲載した。

　社員１４人は上越市の直江津と高田、妙高市の新井と糸魚川の４駅に分かれて約１時間、配布した。高田駅では嶋津社長を含む６人が通学する高校生らに手渡した。

　時刻表を受け取った新井高１年清水萌さん（１５）は「定期券を新しく買わなきゃいけない。時刻表をよく見て、乗る電車を調べたい」。上越高１年望月尚登さん（１６）は「電車が好きなので、新しい車両が楽しみ」と話していた。

　嶋津社長は「地域の人が利用しやすい鉄道を目指していきたい」と力を込めた。時刻表は高田駅など係員がいる管内１２駅に置く。