利用客をもてなそうと飯山駅に菜の花を運び込み、飾り付ける住民や高校生ら=13日午前9時58分、飯山市

利用客をもてなそうと飯山駅に菜の花を運び込み、飾り付ける住民や高校生ら=13日午前9時58分、飯山市

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新幹線飯山駅、歓迎の菜の花 14日開業、住民飾り付け

信濃毎日新聞(2015年3月13日)

 北陸新幹線(長野経由)金沢延伸を翌日に控えた13日、県内唯一の新設駅として開業する飯山駅(飯山市)で、住民が育てた菜の花のプランターが駅周辺に飾り付けられた。飯山市内の各団体でつくる北陸新幹線飯山駅開業イベント実行委員会が「飯山らしい花で迎えよう」と企画し、呼び掛けに応じた市民らがプランター741個の菜の花を栽培した。

 この日は朝から市民が黄色い花を幾つも付けたプランターを持参。市職員やボランティアの地元高校生が、新幹線改札口の近くや、市が駅に併設した観光交流センターに並べていった。駅近くに住む下鳥重雄さん(69)は自宅のストーブの前や窓際に置いて日を当てて育てたといい、「飯山の豊かな自然を見てほしいね」。

 プランターには栽培者の名前や、「ようこそ!飯山駅へ!」「(開業は)長い長い夢だった」といったメッセージを記したステッカーを貼った。

 飯山市では5月の大型連休中に「いいやま菜の花まつり」が開かれており、菜の花は市を代表する花。花の盛りは4月下旬以降のため、実行委は昨年秋、市民らに栽培の協力を呼び掛け、菜の花の「里親」を募った。個人や市内の小中学校が応じ、それぞれが温室や日当たりの良い場所で栽培してきた。プランターは1週間程度、駅内外に飾っておく予定だ。

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