大勢の人たちに見送られて発車を待つ信越線の下り最終列車(右)=13日午後11時39分、JR長野駅

大勢の人たちに見送られて発車を待つ信越線の下り最終列車(右)=13日午後11時39分、JR長野駅

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地域の鉄路、一区切り 信越線長野―直江津の運行終了

信濃毎日新聞(2015年3月14日)

 北陸新幹線(長野経由)の金沢延伸開業に伴い、第三セクターのしなの鉄道(上田市)などに経営移管されるJR信越線の長野―直江津(新潟県上越市)間は13日深夜、JRによる運行を終え、約127年の歴史に幕を閉じた。長野駅には多くの鉄道ファンが訪れ、最終列車などを見送った。沿線住民の通勤や通学、買い物、通院などを支えてきた路線は14日、新たなスタートを切る。

 JR長野駅では13日午後7時37分、特急型車両を使った直江津行きの普通列車「妙高号」の最終列車が警笛を鳴らしてゆっくりと発車。ホームで写真などを撮っていたファンから拍手が起きた。午後11時40分ごろには長野発の最終列車となる普通列車が定刻より数分遅れで発車し、11時53分ごろに終点の豊野駅に到着した。

 県内沿線駅の多くは業務引き継ぎのため、同日午後3時すぎには窓口業務を終了。北長野駅(長野市)ではこの日、駅舎や営業を終えた窓口の写真を撮影する人の姿もあった。

 信越線の長野―直江津間は1888(明治21)年5月に開業。14日からは長野―妙高高原間(37・3キロ)をしなの鉄道が「北しなの線」、妙高高原―直江津間(37・7キロ)をえちごトキめき鉄道(上越市)が「妙高はねうまライン」として、それぞれ運行する。

 北しなの線開業に伴い、長野市が北長野駅と三才駅、上水内郡飯綱町が牟礼駅、同郡信濃町が黒姫駅の駅業務をしなの鉄道から受託し、乗車券販売や遺失物の取り扱いなどをする。沿線では14日、地元住民らによる開業記念イベントなどが開かれる。

 経営移管に伴い、長野県内のJR信越線は長野―篠ノ井間(9・3キロ)だけとなる。

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