横山館長(左)の案内で富士山を描いた作品を鑑賞する来場者=県水墨美術館

横山館長(左)の案内で富士山を描いた作品を鑑賞する来場者=県水墨美術館

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横山大観展開幕 県水墨美術館

北日本新聞(2015年3月14日)

 近代日本画壇をリードした巨匠の代表作を集めた企画展「横山大観展 富山を愛した巨匠」が13日、県水墨美術館で始まった。北陸新幹線の開業に合わせた記念展で、「旅」と「富山」をテーマにした。立山連峰や雨晴海岸を描いた掛け軸や画巻など57点をそろえ、富山との深い関わりを伝えている。5月10日まで。

 開会式で、寺林副知事が「大観の世界観を味わってほしい」とあいさつ。大観の孫で、横山大観記念館(東京)の横山隆館長と武蔵徹富山テレビ放送社長、島北日本新聞社専務、県水墨美術館の柳原正樹館長が加わり、テープカット。式後、横山さんの案内で展示作品を鑑賞した。

 会場は「人物」「自然」「旅」の3テーマで、前後期に分けて展示。代表作に加え「二上連山」「剱岳遠望」「雨晴義経岩」など県ゆかりの作品をそろえ、富山からの視点で画業を振り返る。スーツケースや帽子、懐中時計など、大観が旅行の際に携えた愛用品もある。

 県水墨美術館開館15周年記念事業。同館、富山テレビ放送、北日本新聞社主催。問い合わせは同館、電話076(431)3719。

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