JR飯山駅前にはみこしが繰り出し、駅開業を祝った=14日午前10時51分、飯山市

JR飯山駅前にはみこしが繰り出し、駅開業を祝った=14日午前10時51分、飯山市

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ようこそ北陸新幹線一番列車 各駅で祝賀セレモニー

信濃毎日新聞(2015年3月14日)

 「出発、進行!」。北陸新幹線(長野経由)が延伸開業した14日早朝。長野市のJR長野駅11番ホームで開かれた出発式で、一日駅長を務める加藤久雄・長野市長の掛け声が響いた。県歌「信濃の国」の出発メロディーが鳴り響く中、長野発金沢行き一番列車「はくたか591号」は、ゆっくりと北陸に向けて走りだした。

 出発式には阿部守一知事も出席。来賓あいさつで知事は「延伸開業で、これまで『近くて遠い』関係にあった北陸が、『近くて近い』関係になった。北陸との交流をさらに深めたい」と強調した。

 県内唯一の新設駅の飯山駅(飯山市)でも午前7時、上り線の出発式が開かれた。7時26分に金沢発東京行き「はくたか552号」が入線するのを、ホームに詰め掛けた住民が出迎え、車内に手を振った。

 その後、下り線の出発式も開き、足立正則・飯山市長は「いよいよ飯山地域が首都圏、北陸と直結した。豊かな自然を生かし、多くの人を招きたい」。市内の城南、城北中学校の吹奏楽部員計52人が、飯山駅の発車メロディーになっている唱歌「故郷(ふるさと)」などを演奏した。

 駅前は大勢の市民らで大にぎわい。威勢のよい掛け声を響かせてみこしが練り歩き、祝賀ムードを盛り上げた。

 上越妙高駅(新潟県上越市)では午前7時15分、東京行き一番列車「はくたか552号」を乗客や来賓らがホームで出迎えた。泉田裕彦新潟県知事と今日付で着任した上村浩昭駅長が出発合図を出すと、発車メロディー「夏は来ぬ」が構内に流れ、はくたかは東京へ向かった。

 同駅自由通路では、上越商工会議所青年部が2年かけて集めた笑顔の写真約8500枚を使い、地元ゆかりの上杉謙信などを描いたギャザリングアートが除幕された。上田市の信州上田おもてなし武将隊や愛知県岡崎市、甲府市、仙台市の武将隊も集まり、勝ちどきを上げた。

 東京駅では午前6時前、金沢行きの一番列車「かがやき501号」の出発式が開かれた。ホームは乗客や、車両にレンズを向ける鉄道ファンであふれ、報道陣120人も詰め掛けた。

 JR東日本の冨田哲郎社長は「北陸新幹線の開業が日本を元気にするけん引力となるように心から期待している」とあいさつ。北陸新幹線のテレビCMに出演した女優の杏(あん)さんや一番列車の乗客が、開業を祝うくす玉を割った。6時16分、杏さんと駅長の合図でかがやきは東京駅を後にした。

 富山駅のコンコースで開かれた開業式には、JR西日本の新幹線CM曲を作った谷村新司さんがサプライズで登場し、会場を盛り上げた。富山市八尾町の「おわら風の盆」の優雅な舞と胡弓(こきゅう)の音色が乗客を出迎えた。

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