大勢の人に出迎えられ、金沢駅に到着した北陸新幹線の東京発一番列車「かがやき501号」=14日午前8時46分、JR金沢駅

大勢の人に出迎えられ、金沢駅に到着した北陸新幹線の東京発一番列車「かがやき501号」=14日午前8時46分、JR金沢駅

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北陸新幹線が開業 金沢―東京、2時間28分 一番列車、金沢駅に5千人

北國新聞(2015年3月14日)

 北陸新幹線は14日、長野―金沢(延長228・1キロ)で開業した。午前6時1分に金沢駅、同6時16分に東京駅から一番列車が出発し、東京―金沢(450・5キロ)が最短2時間28分で結ばれる新幹線時代が幕を開けた。構想浮上から50年、悲願の日を迎えた石川県内は歓迎ムードに染まった。

 金沢駅コンコースでは、午前5時から関係者約70人が出席して開業式典が行われた。真鍋精志JR西日本社長があいさつし、太田昭宏国土交通相、谷本正憲石川県知事らが祝辞を述べた。

 続いて、新幹線ホームで始発「かがやき500号」の出発式が行われ、一般入場者ら約5千人(JR西日本発表)が一番列車を見送った。見物客が多く安全確認に時間がかかり、列車は定刻の午前6時より1分遅れて出発したが、東京駅には定刻通り同8時32分に到着した。

 午前8時46分には、東京発の一番列車「かがやき501号」が金沢駅に到着し、谷本知事や山野之義金沢市長、県内の観光業界関係者らが出迎えた。この後、ホテル日航金沢で開業式・祝賀会が開かれ、約1千人(主催者発表)が念願の新幹線開通を祝った。

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