北陸新幹線開業に合わせて一足速く特別運航された「ほたるいか海上観光」。青白い光を放つ漁に観光船の乗客から歓声が上がった=滑川沖

北陸新幹線開業に合わせて一足速く特別運航された「ほたるいか海上観光」。青白い光を放つ漁に観光船の乗客から歓声が上がった=滑川沖

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ほたるいか海上観光、新幹線開業で特別運航

北日本新聞(2015年3月15日)

 北陸新幹線開業を記念した「ほたるいか海上観光特別運航」が15日未明、滑川沖で行われた。開業初日の新幹線で訪れた観光客らが富山湾の春の風物詩、ホタルイカの神秘的な光を楽しんだ。滑川市高塚の滑川漁港周辺で歓迎イベントもあり、市職員ら地元関係者がもてなした。

 滑川市と市観光協会が企画。毎年4、5月に行う人気の海上観光を初めて前倒しし、新幹線で来県した5人を含む8県の43人が参加した。

 午前3時すぎ、客を乗せた観光船が漁船に続き滑川漁港を出発。沖合1~1・5キロで漁師が定置網を引き揚げると、暗闇にホタルイカの青い光が浮かび上がり、船上から歓声が上がった。漁師がホタルイカを空中に放り投げるパフォーマンスで喜ばせた。

 その後、漁港に水揚げされたホタルイカを見学。滑川蒲鉾(かまぼこ)では職人のかまぼこの絵付けを見学し、新幹線を描いた特製かまばこが贈られた。ゆでたホタルイカや、地元名物どんどん焼きも味わった。

 新幹線で訪れた横浜市の会社員、藤巻大さん(37)は「ホタルイカが見たくて来た。青い光がきれいだった」と満足げ。新幹線の一番列車で来た川崎市の中学生、山口翼さん(13)は「一番列車に乗れて、ホタルイカまで見られた。また来たい」と話した。

 特別運航は今後8日間実施し、全て満席となっている。

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