式典の参列者らに拍手で送られ、金沢駅を出発する北陸新幹線「かがやき500号」=14日午前6時1分、JR金沢駅(菊野昭彦撮影)

式典の参列者らに拍手で送られ、金沢駅を出発する北陸新幹線「かがやき500号」=14日午前6時1分、JR金沢駅(菊野昭彦撮影)

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北陸に新幹線の風 次は福井だ 早期延伸期待

福井新聞(2015年3月15日)

北陸と首都圏を直結する北陸新幹線が14日、開業した。1997年10月に長野まで先行開業したが、新たに金沢まで延伸。最速タイプの「かがやき」が東京―金沢を最短2時間28分で結び、これまでの上越新幹線と在来線の乗り継ぎより最大1時間23分の短縮となる。

 首都圏との利便性が向上し、北陸では観光客やビジネス客の増加とともに、企業進出などの経済効果が見込まれている。

 北陸新幹線は金沢以西の延伸工事が進んでおり、金沢―敦賀は2023年春ごろ開業する予定。さらに金沢―福井は2年程度の先行開業を目指して、与党内で検討が始まっており、福井県内への早期延伸に期待が高まっている。

 午前6時すぎに金沢駅を出発した一番列車を見送った太田昭宏国土交通相は「北陸と首都圏、長野が連結できた。開業を見届け、大きな喜びがあふれてきた」と述べた。

 東京駅で出発式に臨んだJR東日本の冨田哲郎社長は「開業を起爆剤に日本を元気にしていきたい」とあいさつした。JR西日本の真鍋精志社長は金沢駅で「開業前から地元の盛り上がりを感じていた。期待に応えたい」と記者団に話した。

 JR福井駅でも、金沢開業に合わせて新設された福井―金沢間の特急「ダイナスター」の出発式が行われた。

 延伸した長野―金沢は228キロで、新幹線の北陸到達は、73年の整備計画決定から42年を経て実現した。新幹線網の拡大は、九州新幹線の鹿児島ルート(博多―鹿児島中央)が全線開通した2011年3月以来。

 かがやきのほか、停車駅の多い「はくたか」、富山―金沢の「つるぎ」、東京―長野の「あさま」が運行。JR東日本と西日本が共同開発した新型車両のE7系、W7系が使用される。最高時速は260キロ。

 延伸区間は他に、飯山(長野県)、上越妙高、糸魚川(新潟県)、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡(富山県)各駅があり、トンネルが45%に上る。

 東京―金沢の特急料金(大人、通常期)は6780円で、運賃との合計は1万4120円。並行するJR信越線と北陸線は、第三セクター4社に分割し引き継ぐ。

 北陸新幹線は、東京から北陸を経由し大阪までを結ぶ新幹線。延伸区間は92年以降に順次着工、総工費は1兆7800億円。

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