北陸新幹線(長野経由)金沢延伸に伴い、県内唯一の新設駅として飯山市に開業した飯山駅では14日、住民団体のステージ発表や特産品の販売などがあり、多くの人でにぎわった。
駅前広場に設けられたステージで、同市や周辺市町村の太鼓や舞踊などの愛好団体がそれぞれの演目を発表。餅つきや、きのこ汁などの振る舞いもあった。
駅1階には、一帯の自然体験の拠点となる「信越自然郷アクティビティセンター」がオープン。さまざまなアウトドア用品が並んだ。レンタルや販売用で、訪れた人は興味深そうに見入っていた。
下高井郡野沢温泉村の「のざわ温泉交通」はこの日、飯山駅と村を25分で結ぶ路線バス「野沢温泉ライナー」の運行を始めた。スキー場や温泉を目当てに訪れる観光客や、住民の利便性の向上を図る。運行費は村が補助する計画で、富井俊雄村長は「これからは村の玄関口が飯山駅になる。この駅を大切にし、有効利用したい」と話していた。