子どものころに使った人形などを懐かしむ善光寺大本願の鷹司誓玉上人。ゆかりの品約100点が並ぶ

子どものころに使った人形などを懐かしむ善光寺大本願の鷹司誓玉上人。ゆかりの品約100点が並ぶ

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須坂クラシック美術館 鷹司上人思い出の品、約100点展示

信濃毎日新聞(2015年3月15日)

 善光寺(長野市)御開帳(4月5日~5月31日)に合わせ、須坂市の須坂クラシック美術館で14日、「お上人さまが愛した品々展」が始まった。同寺大本願の鷹司誓玉(たかつかさせいぎょく)上人や家族が使っていたひな人形や食器など約100点が並ぶ。

 「白綸子打掛(しろりんずうちかけ)」は、鷹司上人が善光寺に入山する前、鷹司家主催のお別れ会で身に着け、記念撮影した着物。得度の儀式で鷹司上人が髪をそり落とした際も身に着けたという。ほかにも、鷹司上人が子どものころに遊んだ日本人形やかるたなども並ぶ。

 同展のオープニングに合わせ来場した鷹司上人は「このような個展を開いていただき、ありがたく思う」とあいさつ。須坂市の主婦倉田政子さん(60)は「長男が大本願で結婚式を挙げたこともあり、展示品を通じてますます善光寺が身近に感じられた」と話していた。

 御開帳の参拝客を呼び込んだり、同寺に親しんでもらったりしよう―と、須坂市や市文化振興事業団、須坂商工会議所などでつくる実行委員会が主催した。5月31日まで。入館料300円で、中学生以下無料。

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