花を咲かせた桜を背に合唱する子どもたち=14日午後1時30分すぎ、上越妙高駅もてなしドーム

花を咲かせた桜を背に合唱する子どもたち=14日午後1時30分すぎ、上越妙高駅もてなしドーム

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桜・地酒・雪灯篭 おもてなし満開 上越妙高駅

新潟日報(2015年3月15日)

 北陸新幹線開業記念イベントがめじろ押しの上越妙高駅は、多くの人でにぎわった。駅東口では一足早く花を咲かせた桜が出迎えた。駅前の雪灯籠や県内の日本酒を楽しめる特設コーナーなどもあり、新幹線で降り立った来訪者は新潟県ならではのおもてなしを堪能していた。

 駅東口のもてなしドームには、上越、妙高、柏崎、十日町、佐渡の5市から集めた桜の枝約100本が飾られた。高さは約8メートルにも及ぶ。訪れた人々は足を止め、開業日に咲くよう調整されたピンクや白の花に見とれていた。

 仮設の「かまくらドーム」では、500円で県内の日本酒約百種類を試飲できた。友人と一緒に来た神奈川県綾瀬市の会社員(34)は「新潟のお酒は飲みやすくておいしい。できるだけ多くの種類を味わいたい」とおちょこを傾けた。

 地元・妙高市の会社員(43)も「せっかく新幹線ができたので、1年に1回はこうしたイベントをやってほしい」と上機嫌だった。

 駅東口ではキャンドルイベント「灯(ともしび)の回廊」が行われた。市民らが雪で作った2千個以上の灯籠に夕方、灯がともると、辺りは温かな光に包まれた。日帰り観光に訪れた水戸市の会社員(40)は「雪灯籠を見るのは初めて。幻想的でとてもきれい」とうっとりしていた。

 駅利用者をもてなす住民の姿もあった。地元の「大和2丁目・新幹線開業を祝う有志の会」は甘酒を無料で振る舞った。同会代表(65)は「待ちに待った開業。新幹線利用客を多く呼ぶには地元が率先して動かなければいけない」と意気込んでいた。

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