田窪さんが描いたリンゴの絵

田窪さんが描いたリンゴの絵

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リンゴ壁画にファッションショー 新幹線飯山駅の開業祝う催し

信濃毎日新聞(2015年3月16日)

 北陸新幹線(長野経由)飯山駅の開業を祝う催しが15日、飯山市内であった。住民有志の「いいやま広小路会議」が、多摩美術大(東京)客員教授で美術家の田窪恭治さん(66)に制作を依頼したリンゴの壁画が完成。市民会館では、地元高校生らがモデルになったファッションショーがあった。

 リンゴの絵は、田窪さんが広小路会議メンバーの菓子店「パティスリーヒラノ」の壁に描いた。絵は縦2・5メートル、横3メートル。1本のリンゴの木から枝が伸びた様子を表現した。田窪さんは今月1日から店の営業時間中に制作し、「毎日多くの人が来てくれた」と振り返った。

 壁画の完成を祝うイベントが同店前であり、地元の各店がリンゴを使ったタルトや、空揚げ、日本酒などを振る舞った。広小路会議代表の田中隆太さん(50)=飯山市飯山=は、飯山駅開業を契機にした地域活性化の取り組みについて「小さい流れかもしれないが、積み上げていけば面白い地域になる」と話した。

 ファッションショーは市内各団体でつくる開業イベント実行委員会が主催。名誉市民の大沼淳(すなお)さんが理事長を務める文化学園(東京)系列の文化服装学院の専門学校生が衣装を手掛けた。専門学校生のほか、地元の小学生や高校生らもモデルとして参加した。飯山高校2年の宮下真湖さん(17)は「緊張したけれど、いい経験になった」と話していた。

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