フワフワと動き回るカニの幼生=福井県越前町厨の越前がにミュージアム

フワフワと動き回るカニの幼生=福井県越前町厨の越前がにミュージアム

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越前がに赤ちゃん、仲良くゆらり 越前町のミュージアムでふ化最盛期

福井新聞(2015年3月18日)

 福井県越前町厨の越前がにミュージアムで、越前がにのふ化がピークを迎えている。生まれたばかりの赤ちゃん(幼生)は水槽内で漂いながら、フワフワと動き回っている。

 直径約2メートルの水槽には雌ガニが約60匹おり、1匹あたり5万個の卵を産むという。同館によると、幼生はふ化して約1時間後に脱皮した「第1期ゾエア」という段階。体長3ミリ前後で、白く透き通っている。4本の足と、とげ状の突起を持ち、上下にゆらゆら動く。水槽内には幼生が多数浮いており、流れに揺られて粉雪のように舞っている。

 ふ化は1月上旬から始まり3月下旬まで続く。今後は1カ月ごとに脱皮し、3カ月で稚ガニに成長。その後は1年ごとに脱皮し、生後10年で親ガニになる。

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