山梨実験線を時速501キロで走る車内で、一瞬見える車窓風景を楽しむ参加者たち=17日正午ごろ

山梨実験線を時速501キロで走る車内で、一瞬見える車窓風景を楽しむ参加者たち=17日正午ごろ

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リニア「L0系」一般向け試乗 初日500人が時速500キロ体験

信濃毎日新聞(2015年3月18日)

 JR東海は17日、超電導リニアの山梨実験線で「L0(エルゼロ)系」車両を使った2回目の一般向け有料体験乗車を始めた。27日までに計8日間を予定。初日は約500人が5回に分かれて乗車し、最高時速500キロを体験した。

 車両は総延長42・8キロの実験線(山梨県笛吹市―上野原市)を約30分間で行き来し、時速500キロに2回達する。車内のモニター画面には車外カメラが捉えた加速の様子や時速が映し出され、参加者が盛んにビデオカメラや携帯電話のレンズを向けた。

 「ほとんどトンネルなのでスピードの実感は湧かなかった」と東京都中央区の金子安彦さん(70)=諏訪市出身。「営業開始は12年先なので、今回試乗できてよかった」。神奈川県平塚市の会社員山田宏さん(46)の長女彩日(あやか)ちゃん(10カ月)は、時速500キロに近づいたところで寝息を立てた。山田さんは「静かで、揺れが気持ち良かったのかもしれません」と話した。

 昨年11〜12月に実施した1回目は計1200セット(2400席)の募集に約11万8千件の応募があった。今回は計2千セット(4千席)の募集に約4万1千件の応募があった。

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