富山湾の春の風物詩「ホタルイカの身投げ」が16日深夜から17日未明にかけて、富山市の八重津浜で見られ、たもを手に持った人たちが浅瀬に入り、波打ち際で青白く光るホタルイカを捕まえていた。
「身投げ」は、ホタルイカの産卵期の3~5月、県東部を中心に起きる現象。打ち上げられたホタルイカが、砂や波の刺激を受けて青白く光る。海が穏やかで月明かりがない夜に起きやすいとされる。
八重津浜では16日午後11時半ごろから17日午前2時過ぎまで、ホタルイカが次々と浜辺に打ち寄せられ、砂浜約2百メートルにわたって幻想的な発光が見られた。