芭蕉がめでた月をイメージした和菓子「きれいじゃなぁ」=福井県敦賀市神楽2丁目の「あさみ」

芭蕉がめでた月をイメージした和菓子「きれいじゃなぁ」=福井県敦賀市神楽2丁目の「あさみ」

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芭蕉めでた月おいしく表現 敦賀の和菓子店 「きれいじゃなぁ」開発

福井新聞(2015年3月21日)

 「おくのそ道」の旅で敦賀を訪れた松尾芭蕉が、月をめでたことにちなみ、福井県敦賀市の和菓子店が月に見立てたそばまんじゅう「きれいじゃなぁ」を開発し販売を始めた。敦賀の美しい砂浜や貝殻も飾りで表現しており、店は「贈答品として敦賀の歴史と文化を県内外にPRしてもらえたら」と期待している。

 芭蕉は1689年秋に本県を訪れ、敦賀には中秋の名月に合わせ訪問。天候が悪く名月は見られなかったものの前後の日に月をめでたり、同市色浜の海岸で薄紅色の「ますほの小貝」を拾うなどして句を残している。

 商品は、同市神楽2丁目の和菓子店「あさみ」が、特産品開発を後押しする市の「新商品チャレンジ事業」を活用し開発。黄色い生地で満月をイメージし、トッピングではケシの実の粒を砂浜、そばの実をますほの小貝に見立てた。

 芭蕉がそばを好んだとされることから、白あんにそば粉を混ぜたそばあんを考案。ゆずあんなどに比べそば粉は入れるタイミングが難しく、何度も試行錯誤を繰り返し、昨年10月から半年近くかけ完成させたという。

 芭蕉の思いを想像し「きれいじゃなぁ」と命名。包装にはかわいらしい市の公認キャラクター「バショさん」をあしらった。浅海和(わたる)専務は開発に当たりおくのほそ道を学び直したといい「芭蕉の"杖措(つえお)きの地"となった歴史は、敦賀の宝。まだよく知らない市民にも知ってもらえたら」と話していた。

 1個160円(税込み)。問い合わせは同社=電話0770(22)0289。

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