濠の上をゆったりと進む利長号(右)と利常号(左)=高岡古城公園

濠の上をゆったりと進む利長号(右)と利常号(左)=高岡古城公園

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国史跡・高岡古城公園の遊覧船運航始まる

北日本新聞(2015年3月21日)

 高岡古城公園の壕(ほり)を巡る遊覧船「利長号」と「利常号」の運航が20日始まった。同公園(高岡城跡)の国史跡指定や北陸新幹線の開業に伴い、例年より2週間早くスタートした。11月29日まで。

 遊覧船は定員10人。池の端から護国神社までの約2キロを約25分かけて巡る。高岡商工会議所が毎年実施し、ことしで7回目。これまで3万人以上が乗船した。

 出発式で、同会議所の多田慎一副会頭が「四季折々の公園の姿を見てほしい」とあいさつ。黒木市産業振興部長が祝辞を述べた。

 来賓らは利常号と利長号に乗り、1609年に高岡城が築城された当時の姿のまま残る水濠や、噴水の上がる「中の島」付近などをゆったりと遊覧した。

 遊覧船は土、日、祝日を中心に運航。祭りやゴールデンウイーク期間中などは平日も乗船できる。時間は午前10時~午後5時(最終は午後4時半発)。料金は大人700円、小学生以下200円で3歳未満の幼児は無料。平日の団体予約も受け付ける。問い合わせは高岡商工会議所遊覧船係、電話0766(23)5000。

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