観客の前でにぎやかな舞を披露する栃屋獅子舞保存会=JR黒部宇奈月温泉駅前

観客の前でにぎやかな舞を披露する栃屋獅子舞保存会=JR黒部宇奈月温泉駅前

富山県 黒部・宇奈月・新川 北陸新幹線 祭り・催し

獅子舞競演で盛り上げ 黒部宇奈月温泉駅

北日本新聞(2015年3月23日)

 北陸新幹線開業を盛り上げようと、黒部市の黒部宇奈月温泉駅の地元の若栗商工振興会(吉澤富雄会長)と荻生商工振興会(有倉誠一会長)は22日、同駅前で「黒部宇奈月温泉駅前まつり」を開いた。新川地区の獅子舞9団体が競演し、駅利用者を歓迎した。

 若栗商工振興会は毎年、地区にある富山地方鉄道・舌山駅前で「駅前まつり」を開いてきた。新幹線駅開業に合わせて荻生商工振興会と協力し、黒部宇奈月温泉駅でイベントを企画した。

 長屋獅子舞保存会(黒部市)、小川寺獅子舞保存会(魚津市)、一宿郷土芸能保存会(入善町)など3市町の9団体が出演し、それぞれ特徴ある躍動的な舞を披露し、観客を楽しませた。

 小学生ら30人以上が出演した黒部市の栃屋獅子舞保存会は「天狗(てんぐ)舞」「六尺棒」など八つの演目をにぎやかに演じた。会長の岡田与造さん(66)は「一生に一度の晴れ舞台となった。子どもたちはこの駅を利用するので、この場で踊ったことを思い出にしてほしい」と話した。

 よさこいのステージや、生地で水揚げされたカニ、名水ポーク、黒部産のサトイモ、ネギが入った鍋の振る舞いもあった。

 吉澤若栗商工振興会長は「全国の獅子舞が参加するような祭りとなり、新川地区の活性化につなげたい」と話している。

えきねっと びゅう国内ツアー

黒部・宇奈月・新川 ニュース