パンダなどのはく製を展示した与右衛門無言舘=21日、燕市

パンダなどのはく製を展示した与右衛門無言舘=21日、燕市

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燕「与右衛門無言舘」4日オープン 生家改修美の宝庫

新潟日報(2015年3月24日)

 燕市牧ケ花出身の経済人が生家を改造し、美術品などを展示した「与右衛門無言舘」が4月4日、オープンする。絵画や立像、パンダのはく製、屋久杉など数百点を並べる。また、祖先が直江兼続に仕えていたことから「直江兼続と越後の山城顕彰会」を有志と結成。歴史、文化を研究して普及、継承する場を目指す。

 展示品を収集したのは、スポーツバッグやアウトドア用品などを企画、製造、販売する「クロスター」(東京都台東区)の創業者、樋口孝四郎さん(80)。18歳で東京に出て1959年に同社を創業。浅草雷門前に本社を構え、現在は会長を務める。展示館は「祖先に感謝し、故郷に文化を残したい」という樋口さんの悲願だった。

 築約100年の生家を改修し、入り口に彫刻家沢田政広作の「釈迦誕生」を置いた。絵画は横山操、東山魁夷、平山郁夫など。はく製はパンダのほかキンシコウ、シロクマが並ぶ。屋久杉の原木やついたて、掛け軸、ベネチアングラス、創作こけしなど、展示は多岐にわたる。

 樋口さんの祖先、樋口与右衛門兼久は兼続に仕えていたという。県文化財保護連盟理事の花ケ前盛明さん(77)=上越市=に古文書の調査などを依頼していた縁で、花ケ前さんに展示館の館長と顕彰会の会長も頼んだ。

 顕彰会は、事務局を館内に置き、講演会の開催や調査研究をする。有志がボランティアで館の運営に協力する。「パンダに会いに来て、戦国時代から昭和までの歴史や文化も学んでほしい」と樋口さん。

 21日には鈴木力燕市長や地域住民を招いた内覧会を開き、約100人が来館した。22日は花ケ前さんの開館記念講演「直江兼続と越後の山城」があり、住民ら約90人が聴講した。

 土、日曜の午前10時~午後4時半に開館する。4、5月は祝日も開く。平日でも団体予約には可能な限り対応する。冬季休館。入館料は一般・大学生500円、中高生300円、小学生100円。問い合わせは事務局、090(1883)3903。

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