上田市ゆかりの戦国武将・真田氏の家紋「六文銭」をモチーフにした同市の新しい公式ロゴマークが24日、発表された。上田市出身のデザイナー馬場雄二さん(東京都)に制作を依頼。2016年NHK大河ドラマ「真田丸」放送に向け、土産品などの商品開発を促し、市のPRにもつなげる狙いだ。
新ロゴマークは、真田氏の甲冑(かっちゅう)「赤備え」をイメージし、赤を基調とした六文銭の立体的な図柄を配置。その上にはけで豪快になぞった跡と、「信州上田」の文字が浮かぶ。はけの筆致は「右肩上がり」「上田に吹く追い風」などを表現している。カラーとモノクロの2種類を作った。
市によると、大河ドラマの放送を控え、市内の事業者からは六文銭をデザインした商品開発に関する問い合わせが多く寄せられている。ただ、六文銭など真田氏関連のマークや文字は、既に多くが商標登録されており、使う場合は商標使用料を支払う必要があった。そこで、市内外の事業者が無料で使える新たなロゴマークを作り、商品開発をしやすくした。
市は今月11日に、新ロゴマークの商標登録を特許庁に申請。使用には使用許諾申請書の提出が必要で、市のホームページからダウンロードできる。