小木港と珠洲市・飯田港を結び運航された高速船あかしあの様子=2014年7月、佐渡市小木町

小木港と珠洲市・飯田港を結び運航された高速船あかしあの様子=2014年7月、佐渡市小木町

新潟県 佐渡 その他

小木港-石川・珠洲今年の運航 高速船3倍に増便

新潟日報(2015年3月25日)

 佐渡市の力屋観光汽船は24日までに、同市の小木港と石川県・能登半島の飯田港(珠洲市)を結ぶ高速船「あかしあ」(64人乗り)について、昨年の3倍となる36往復の運航計画を決めた。5月30日~8月23日の期間限定。北陸新幹線の開業や、直江津-小木航路の新造高速船「あかね」就航による大幅な集客効果を見込んでいる。

 小木-珠洲間では昨年5~7月、周遊型観光や市民交流の実証事業として、珠洲市の委託を受けた力屋観光汽船が12往復の運航を計画。「あかしあ」は両地域を約2時間半で結び、荒天などのため一部欠航したが、チャーター便を除き9往復して延べ約350人を運んだ。

 ことしは6、7月を中心に不定期で計36日間、1日1往復する計画だ。

 力屋観光汽船の小林光雄営業課長は「観光の選択肢が広がるはず。佐渡と能登の交流人口の拡大を目指したい」と意気込む。珠洲市も「北陸新幹線やあかねと併用することで、北陸各地を周遊することもできる」と期待を寄せている。

今月のお得な国内ツアー びゅう

佐渡 ニュース