記念誌を手にする笠野会長(中央)ら振興会メンバー

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上利賀の半世紀次代へ 振興会が記念誌発行

北日本新聞(2015年3月31日)

 南砺市利賀地域の上利賀振興会(笠野千尋会長)は設立50周年を機に、これまでの歩みをまとめた記念誌を発行した。「ど~んと利賀の山祭り」への運営協力や「そばの郷(さと)」誘致など、地域活性化の取り組みを振り返り、次代へ引き継いでいきたい考えだ。

 上利賀地区は利賀川沿いの7集落からなる。2月末時点で、利賀地域の4振興会で最も多い約240人が暮らす。地区の先人の足跡を記録に残そうと、振興会役員でつくる50周年記念事業実行委員会が記念誌を約100部作製。A4判66ページで、地区の75世帯に全戸配布した。

 「写真で綴(つづ)る50年」と題したコーナーでは、30周年や40周年の記念誌に掲載した写真も活用。1987年に始まった山祭りで、飲食ブースでそばをこしらえる地元の女性たちや、住民が、参加者を交えて伝統行事「石かち」を再現する様子を紹介している。

 89年に開所したそばの郷は、そばに関する資料館や体験館、そば店などを備え、振興会メンバーが地権者との用地交渉や誘致などで尽力したという。写真からは、大勢の人が詰め掛けたオープン当時のにぎわいが伝わる。

 地区の将来を考えるため、ことし1月に開いた上利賀シンポジウム(北日本新聞社協賛)の写真も掲載。歴代会長26人の地区への思いや、各集落の神社や春祭りの写真、航空写真なども収めた。

 地区の人口が減少する中、振興会は行事運営などが住民の負担にならないよう、会の活動内容の見直しも進めている。

 笠野会長(63)は「住民の絆を大切に地域振興に取り組んだ先人の思いを受け継ぎ、時代に合った方法で活動を続けていきたい」と話す。

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