えちぜん鉄道が福井鉄道との相互乗り入れ区間に導入する次世代型低床車両(LRV)が30日、福井市松本上町のえち鉄車両基地に到着した。来春から運行する予定。
車両は全体的に丸みがあり、乗降時の段差がないノンステップ型で2両1編成。同社のイメージカラーの一つ、黄色を基調とした。1編成の定員は約100人で、座席数は32人分。
相互乗り入れ事業は、県と福井市、えち鉄、福鉄が進めている。えち鉄三国芦原線と福鉄福武線の結節点となっている田原町駅(福井市)を経由し、両線の車両を互いに乗り入れる計画。乗り入れは2014年度内の予定だったが、事業者間の調整の遅れなどで工程を見直し。県側は15年度内を目指している。