北斎館本館の南側に増築された新館

北斎館本館の南側に増築された新館

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小布施「北斎館」4月4日新装オープン 記念の企画展も

信濃毎日新聞(2015年3月31日)

 増改築工事を行っていた上高井郡小布施町の北斎館は、4月4日に新装オープンする。本館南側に新館を新築して展示室を増やし、バリアフリーに対応。同日、新館完成を記念した企画展「北斎とその弟子たち北斎絵画制作の秘密」を始める。

 鉄骨平屋約900平方メートルの新館には、展示室2室と大型スクリーンを備えた映像ホールがある。2階建ての本館と合わせた展示スペースは計4室となり、一度に展示できる肉筆画の展示点数はこれまでの約30点から約60点に増える。これまでは本館2階で作品を展示することがあったが、今後は1階のみで鑑賞できるようにした。

 葛飾北斎が天井絵を描いた祭り屋台を展示する一室は、照明などを替え見やすくした。同館所蔵の作品を収めたタブレット端末を館内に置き、作品の詳しい解説や作品を拡大して見られる。

 同館は1976(昭和51)年開館。老朽化が進み、展示スペースが手狭になっていたため、2013年9月から増改築工事をしていた。橋本健一館長(72)は「北斎の生涯や作品をより詳しく鑑賞できるようになった」とする。

 4月4日からの企画展では北斎の代表作「富嶽三十六景」全46点などを展示する。6月30日まで。

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