初水揚げされ、競りに掛けられるシロエビ=新湊漁港

初水揚げされ、競りに掛けられるシロエビ=新湊漁港

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「富山湾の宝石」シロエビ漁が解禁

北日本新聞(2015年4月2日)

 これも北陸新幹線の影響!? 富山湾の味覚・シロエビ漁が1日解禁され、射水市八幡町の新湊漁港に初水揚げされた。初競りは、新幹線開業による需要増をにらみ、例年より3割ほど高値で取引され、関係者の期待は高まっている。

 早朝から新湊漁協所属の小型底引き網船6隻が沖合約3キロ、水深約200メートルの漁場で操業。午前6時55分ごろ、最初の漁船が港に戻ると、籠に入った淡いピンク色のシロエビが水揚げされ、早速競りが始まった。

 「富山湾の宝石」とも呼ばれるシロエビは、北陸新幹線開業により全国的に知名度が上がっており、浜値は例年の約3割高に。漁港は活気づき、仲買人らの威勢良い声が響いた。

 2日に出漁するシロエビ漁師、縄井峰勝さん(51)=同市庄川本町・新湊=は「富山の名物を県外にアピールする良いきっかけになりそうだ」と期待を膨らませた。

 新湊漁協によると、同漁港の初日の水揚げは、ほぼ例年並みの1369キロ。この日競り落とされたシロエビは県内のスーパーや大都市圏の飲食店などに出荷された。

 シロエビ漁は11月まで行われる。

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