上田観光コンベンション協会は、上田市内の史跡や特産物、飲食店などの観光情報をまとめた冊子「るるぶ特別編集信州上田」を作った。北陸新幹線(長野経由)金沢延伸や2016年1月のNHK大河ドラマ「真田丸」放送を踏まえ、市内を訪れる観光客を増やす狙いだ。
旅行ガイドブック「るるぶ」を手掛け、冊子を企画編集したJTBパブリッシング(東京)によると、特別編集の発行は県内で初めて。地元ゆかりの戦国武将真田氏関連の史跡や「美味(おい)だれ焼き鳥」などのご当地料理、上田紬(つむぎ)、地酒、温泉といった上田市ならではの観光情報を16ページにわたって紹介した。
「長野市の善光寺御開帳もあり、多くの観光客に足を運んでもらう好機。上田市の魅力を発信したい」と同協会の担当者。計5万部発行し、首都圏や北陸地方の宿泊施設などに配る予定だ。るるぶのデジタル書籍を扱う同社のスマートフォンなど向けアプリを使えば、6カ月間無料で受信できる。