県信濃美術館に運び込まれた国宝「仮面の女神」(左奥)と「縄文のビーナス」(手前)=3日午後2時半

県信濃美術館に運び込まれた国宝「仮面の女神」(左奥)と「縄文のビーナス」(手前)=3日午後2時半

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ヒロイン長野到着 「"いのり"のかたち」展4日開幕

信濃毎日新聞(2015年4月4日)

 茅野市で出土した国宝の縄文土偶「仮面の女神」と「縄文のビーナス」が3日、同市尖石縄文考古館から長野市の県信濃美術館に運ばれた。同館で4日に始まる企画展「善光寺御開帳記念『"いのり"のかたち』―信濃の仏像と国宝土偶『仮面の女神』『縄文のビーナス』―」で、5月31日の最終日まで特別展示される。

 2体の土偶は、それぞれ紙に包まれ、二重の木箱に入った状態で到着した。梱包(こんぽう)をほどいた後、運送会社の美術品部門の社員と信濃美術館の学芸員らがガラスケースに収納。丁寧に向きを整えながら、支持棒で展示台に固定した。

 「仮面の女神」は2000年に茅野市中ッ原(なかっぱら)遺跡から出土した縄文時代後期の土偶で、高さは34センチ。逆三角形の仮面で覆われた顔と妊娠を思わせる膨らんだ腹部を持ち、体には幾何学文様がある。

 「縄文のビーナス」は1986(昭和61)年に茅野市棚畑遺跡から出土した縄文時代中期の土偶で、高さは27センチ。切れ長の目や妊娠を示す腹部の膨らみ、女性らしい曲線的な体つきが特徴だ。

 信濃美術館の伊藤羊子学芸係長(47)は「県や国を代表する宝であり、祈りの形の原点を2体同時に飾る機会を頂き、ありがたい」と話した。

 「"いのり"のかたち」展では、国宝土偶のほか重要文化財10点を含む県内の仏像、仏画など計80点余を展示する。

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