飯田市の中心市街地にある県天然記念物「長姫のエドヒガン」(安富桜)などの桜の名所で、花の見頃を迎えている。4日は、午前中から晴れ間が広がり、暖かな陽気にも誘われて多くの市民が花見に繰り出した。
市内は前日雨だったが、4日は昼に気温が20度を超すなど花見日和になった。市美術博物館(追手町)の敷地内にある長姫のエドヒガンは樹齢450年以上。高さ約20メートルの古木を見上げた花見客は、青空に映える淡いピンク色の花の美しさに息をのんでいた。同市今宮町の女性(70)は「すごいきれいで見事。(花見の時季では)今が一番いいですね」と楽しんでいた。
市街地では3月30日、大宮通りでソメイヨシノが開花。約700メートル区間に150本ほどの桜が咲く大宮通りも満開を迎え、にぎわいを見せた。