松本市の国宝松本城外堀や女鳥羽川沿いの桜並木をライトアップする８回目の「国宝松本城桜並木光の回廊」が７日に始まる。６日夜は外堀で試験点灯があり、幻想的な光景が浮かび上がった。

　辺りが薄暗くなった午後６時半すぎにライトがつくと、通行人から歓声が上がった。雨の中、傘を差しながらスマートフォンやカメラで満開の桜を写真に収める人もいた。

　松本市並柳から家族４人で見物に訪れた開成中学校２年腰原亜実さん（１３）は「雨が降っているけれど、ライトアップされた松本城と桜がとてもきれい」。弟で並柳小学校３年の光君（８）は「また来たい」と話していた。

　松本商工会議所などの実行委員会が主催。１６日まで、松本城の北側と東側の外堀約６００メートルと、女鳥羽川に架かる千歳橋から下流に約３００メートルの桜並木が、午後６時半から９時まで（金、土曜は午後１０時まで）ライトアップされる。