お客と談笑する店主の川嶋大地さん(右から2人目)=5日、佐渡市相川新五郎町

お客と談笑する店主の川嶋大地さん(右から2人目)=5日、佐渡市相川新五郎町

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相川 「旧鉱山住宅」"味"な変身 手打ちそば、パスタ 週末限定で営業

新潟日報(2015年4月8日)


 佐渡鉱山と佐渡奉行所を結ぶ佐渡市相川地区の通りに、鉱山町の面影を残す建物を活用した飲食店がオープンした。地元出身の男性が自家栽培の手打ちそばとパスタを提供する。「散策しながら気軽に立ち寄ってほしい。まちの活性化にもつながればいい」としている。

 相川新五郎町に「與左エ門(よざえもん)」を出店したのは、相川地区出身の川嶋大地さん(30)。専門学校を卒業後、東京の洋食店などで約10年働き、昨年Uターンして家業の農業を継いだ。

 建物は佐渡市の保有で、佐渡鉱山を経営した三菱の社宅などとして使われ「旧鉱山住宅」と呼ばれる。佐渡金銀山の世界遺産登録を目指す市が、往時をしのばせる建物を残そうと2年前に改修した。付近は建物の老朽化などもあり、空き家が多くなっている。有効活用しようとした市が、今年に入り民間へ貸し出しを募ったところ、飲食店を開くのが夢だったという川嶋さんが出店を申し込んだ。

 木造平屋建ての縁側に席を設けるなど、趣のある造りをそのまま生かした。名産の裂織りや版画なども飾っている。パスタとそばをメーンにしたのは「幅広い年代、家族連れが訪れやすいようにしたかった」と川嶋さんは説明する。メニューには子供向けプレートも並ぶ。

 開店から約3週間。本格的な観光シーズンの前ということもあり、訪れるのは地元の人が中心だが「雰囲気がいい」「時間を忘れてゆっくりできる」などと評判は上々だ。

 普段は農業を営んでいるため、週末に店を開いて腕を振るう。川嶋さんは「近くには世界に誇れる遺産と美しい自然もある。おいしい料理を出して、相川を訪れる人を増やしていきたい」と話している。

 4月は金、土、日曜、祝日の午前11時半~午後2時半と、午後5時~同9時に営業する。問い合わせは川嶋さん、090(7832)5806。

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