見頃を迎えた夜桜を楽しむ人たちが行き交う城山公園。名物の花見小屋もにぎわった=9日午後6時46分、長野市箱清水

見頃を迎えた夜桜を楽しむ人たちが行き交う城山公園。名物の花見小屋もにぎわった=9日午後6時46分、長野市箱清水

長野県 長野市周辺 花・紅葉

桜の名所・長野の城山公園 花見小屋の営業始まる

信濃毎日新聞(2015年4月10日)

 桜の名所として知られる長野市箱清水の城山公園で名物の花見小屋の営業が始まった。今年は昨年より1店少ない5店が出店。家族連れや会社員らが訪れ、七分咲きの桜を眺めながら酒や料理を楽しんだ。

 当初は10日にオープンの予定だったが、ソメイヨシノの開花が平年より9日、昨年より7日早い4日だったため、7日に早めた。だが、7、8日は冷え込んだため、客も少なめ。9日は、午後6時すぎから混み合い始めた「花見茶屋鶴亀」では客がもつ煮や焼きトウモロコシ、枝豆をつまみながらビールグラスを傾けた。

 市内で建築会社を経営する滝沢匠さん(43)=長野市篠ノ井横田=は同業者の仲間10人ほどと訪れ、「窓から桜や夜景が見えるし、居酒屋とは違う独特の雰囲気がいい。この後、御開帳中の善光寺に仕事の無事を祈ってきます」。

 出店業者でつくる長野城山観桜組合の小林善幸会長(76)は「今年は開花は早いが客の出足は遅め。花見小屋は全国的にも珍しいので、ぜひ北陸新幹線(長野経由)延伸でつながった他県の人にも来てほしい」と話していた。26日ごろまで営業する予定だ。

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