高岡御車山会館に搬入された通町の山車=高岡市守山町

高岡御車山会館に搬入された通町の山車=高岡市守山町

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高岡御車山会館に山車搬入 25日オープン

北日本新聞(2015年4月19日)

 25日の高岡御車山(みくるまやま)会館(高岡市守山町)のオープンに向け、国重要有形・無形民俗文化財「高岡御車山祭」の山車(やま)の一つである通町(とおりまち)の1基が18日、同館に搬入された。これまで5月1日の祭礼当日しか見られなかった"高岡の宝"を通年展示する待望の施設で、400年余り前から町衆が守り継いできた文化と心意気を伝える。さらに北陸新幹線開業効果を引き出す、新たな観光拠点として期待が高まっている。

 御車山祭は加賀藩2代藩主の前田利長が1609年の高岡開町に合わせ、町民に山車の基となる御所車を与えたのが始まりとされる。会館は北陸新幹線開業を見据えて市が2013年10月から整備。国重要伝統的建造物群保存地区の山町筋に面し、景観に溶け込む土蔵造り風の外観とした。建物は鉄筋コンクリート造り2階建て(一部3階)延べ約2700平方メートル。展示棟とガイダンス棟、今秋完成する土蔵棟の計3棟で構成する。

 山車は高さ約10メートルのガラスケース内で展示。全7基を4カ月交替で運び入れる。この日は通町の住民や山車大工、曳(ひ)き方ら約30人が集まり、同市末広町の収蔵庫から会館まで部材をトラックで運搬。車輪の付いた地山は実際に曳いて、大きなガラス戸がある同市利屋(とぎや)町(まち)側入り口から搬入した。上部に鉾留(ほこどめ)を取り付ける心柱も地山中央部に立てた。

 19日は高欄(こうらん)や花傘を取り付け、絢爛(けんらん)豪華な姿に仕上げる。高岡御車山保存会理事の高倉正和さん(67)=同市通町=は「先人が残してくれた立派な御車山を多くの人に見てもらい、400年の歴史を感じてほしい」と話す。展示は巡行順で、8月下旬に御馬出町(おんまだしまち)の山車と入れ替える。

 会館は25日午後2時から竣工(しゅんこう)式を行い、同3時から一般公開する。観覧料は高校生以上300円。中学生以下無料。

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