東南アジアに生息するジャコウネコ科の「ビントロング」が23日、長野市篠ノ井の市茶臼山動物園に鹿児島市の平川動物公園から仲間入りした=写真。茶臼山動物園によると、国内では20頭ほどしか飼育されてない。
クマのような容姿でベアーキャットとも呼ばれる。長い尾を枝に巻き付け、木登りを得意とする。体長約50センチ。1歳3カ月の雄で、人間に例えると小学生ほどという。
5月中旬に公開し、園内での散歩も予定している。この日は慣れない環境に緊張気味で、職員に「シャッ」とすごんだが、飼育員の宮本公寿(きみとし)さん(59)は「おやつのバナナを食べてくれてひと安心」。