新潟市西蒲区の上堰潟公園で菜の花が満開だ。来園者は角田山のふもとに広がる黄色の花を、春風が運ぶさわやかな香りと共に楽しんでいる。

　菜の花は園内の約２・６ヘクタールに群生する。公園を管理する西蒲区役所によると、昨年９月に約４２キロの種をまき、およそ１６０万本が咲き誇る。

　近年生育不良が続いていたため一昨年に土壌改良をしたところ、昨年からたくさん花を咲かせるようになった。晴れた日は、角田山や弥彦山の緑との鮮やかなコントラストを見ることができる。

　うららかな日差しに恵まれた２３日も、親子連れらが訪れていた。花に顔を近づけて香りを確かめたり、写真に収めたりしていた。

　娘の鈴子（りんこ）ちゃん（２）と園内を散歩していた燕市の主婦、亀山弘子さん（４４）は「去年も来て気に入り、今年も来ようと思っていた。娘も『きれい』と大きな声で喜んでいた」と話していた。

　区役所によると、見頃は今月いっぱいまで。