粟ケ岳を背景に咲き誇るカタクリ=24日、三条市

粟ケ岳を背景に咲き誇るカタクリ=24日、三条市

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三条・下田 カタクリ見頃 棚田一面春に映え

新潟日報(2015年4月27日)


 「春の妖精」と呼ばれるカタクリの群生が、三条市下田地区の棚田で見頃を迎えている。残雪の残る粟ケ岳や、水の入り始めた田んぼに映える紫色のかれんな花が、県内外からの観光客を楽しませている。

 カタクリが咲いているのは約400年前に開墾され、「日本の棚田百選」にも選ばれた北五百川の棚田脇。所有する農業、佐野誠五さん(66)が30年余り前に雑木林を伐採したところ咲き始め、徐々に広がった。

 昨年と異なり、ことしは近くにあるソメイヨシノの満開時期とは重ならなかったが、日帰り温泉施設の客や棚田ファンらが次々訪れ、紫のじゅうたんのように咲き誇る花に見入ったり、カメラに収めたりしていた。

 24日、友人3人と訪れた新潟市中央区の主婦福本淑子さん(72)は「毎年来るのを楽しみにしているが、すごくきれい。棚田や水源地も見ると癒やされる」と話していた。

 カタクリの見頃は26日ごろまで。

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