スキー客でにぎわう富士見パノラマリゾート。シーズンを通じて客足は好調だった=2月

スキー客でにぎわう富士見パノラマリゾート。シーズンを通じて客足は好調だった=2月

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諏訪の7スキー場利用10・8%増 ファミリー層呼び込み成果

信濃毎日新聞(2015年4月28日)

 諏訪地方7スキー場の2014〜15年シーズンの利用者数(速報値含む)は計約51万人で、前季より10・8%増えたことが分かった。前季は大雪があった2月に落ち込んだが、今季はシーズンを通じて天候が安定。ファミリー層の呼び込みに力を入れた集客が好調で、6スキー場で前季実績を上回った=表。

 最多は富士見パノラマ(富士見町)で、前季比10・9%増の15万7186人。昨年12月のオープン当初から降雪に恵まれ、出足が好調だった。2月は前季比で5割ほど伸びた。5季連続で客が増えており、担当者は「子どもが遊べるメニューを充実させるなど、ファミリー向けサービスに力を入れてきた成果」とする。

 増加率が最も大きいのは蓼科東急(茅野市)で、3割増の1万600人。リフト設備を更新し、前季は週4日だった営業を週6日にした。霧ケ峰(諏訪市)、ピラタス蓼科(茅野市)、車山高原(同)は1・6〜18・4%増。富士見高原(富士見町)は今季から団体客を除いて集計し、22・1%増えた。いずれも2月の集客が回復。車山高原の担当者は「かつてスキーに親しんだ世代が子どもを連れてゲレンデに戻ってきた。若者のスキー離れにも底打ち感が見られる」とする。

 白樺湖ロイヤルヒル(茅野市)は2・1%減の9万2600人。一般客は好調だったが、修学旅行など団体客が減ったという。

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