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14年度の長野県内スキー場利用者、前年度比0・1%増

信濃毎日新聞(2015年4月29日)

 県内主要スキー場23カ所の2014年度の利用者数が、前年度比0・1%増の509万8258人となったことが28日、長野経済研究所(長野市)のまとめで分かった。県北部を震源とする昨年11月の地震の風評や御嶽山噴火の影響で、大北、木曽両地域で減少したものの、県内全体では前年並みを確保した。
 14年度の利用者数は前年度より6793人増えた。近年は、東日本大震災と県北部地震が発生した10年度に落ち込んだが、11年度以降は回復傾向にある=グラフ。
 月別にみると、2月は、大雪で昨年激減した反動で、木曽地域を除く全スキー場で前年の水準を上回り、全体では18・8%増。12月は2・5%減、1月は3・4%減、3月は12・7%減だった。
 スキー場別では12カ所で前年度を上回り、首都圏からアクセスの良い佐久、上小、諏訪地域で好調だった。伸び率が最も高かったのは18・4%増の車山高原(茅野市)。しらかば2in1(北佐久郡立科町)が15・6%増、富士見パノラマ(諏訪郡富士見町)が11・8%増で続いた。
 一方、栂池高原(北安曇郡小谷村)は、県北部の地震で直接の被害はなかったものの、前年度比12・9%減。御嶽山噴火の影響で営業開始が遅れたおんたけ2240(木曽郡王滝村)は69・6%減だった。

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