宇奈月温泉の女将らの見送りを受けて出発する乗客=黒部峡谷鉄道宇奈月駅

宇奈月温泉の女将らの見送りを受けて出発する乗客=黒部峡谷鉄道宇奈月駅

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黒部峡谷のトロッコ電車営業再開 全線開通は1カ月後

北日本新聞(2015年4月29日)

 黒部峡谷鉄道は28日、トロッコ電車の営業をスタートし、ゴールデンウイーク本番に向けた峡谷の観光シーズンが幕を開けた。初日は国内外から観光客が訪れ、新緑の風景を満喫。宇奈月駅の2階は黒部川電源開発や宇奈月温泉の歴史を紹介する待合スペースにリニューアルし、新たな魅力を発信するスポットとして誕生した。

 黒部峡谷鉄道は28日、宇奈月-笹平間7・0キロで今シーズンの営業運転を始めた。沿線が記録的な大雪に見舞われたため、予定より8日遅れ、開通区間も短縮してスタート。欅平(けやきだいら)まで20・1キロの全線開通は1カ月後の5月28日を予定している。

 宇奈月駅ホームでは始発式があり、黒部峡谷鉄道の小橋一志社長が「日に日に新緑が増し、素晴らしい景色になっている。春の峡谷を存分に楽しんでもらいたい」とあいさつ。「入山お許しの儀」のセレモニーで、女神に扮(ふん)した同社従業員が乗客代表の2人に記念品を贈った。

 くす玉割りの後、国内外の約100人を乗せた午前9時42分発のトロッコ電車は、そろいの法被を着た宇奈月温泉の女将(おかみ)らが手を振って見送る中、ゆっくりと動き出した。初日は国内外から約750人の団体予約があった。

 1~14日は4~6往復増便する。15日から猫又(11・8キロ)、22日から鐘釣(14・3キロ)まで延伸し、28日に終点の欅平まで結ぶ。昨シーズンの乗降客数は約68万人で、今シーズンは78万人を見込んでいる。営業は11月末まで。

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