福井県勝山市の白山平泉寺周辺を巡るツアーが29日、行われた。約70人が参加し朗読やスマートフォン対応の市公式アプリを使った散策を楽しんだ。
同市平泉寺町平泉寺の歴史探遊館まほろばでは琴の演奏に合わせ、随筆家白洲正子の作品「かくれ里」から「越前平泉寺」部分の朗読があった。
続いて大門周辺施設を見学。アプリ「白山平泉寺お散歩ナビ」はスマホやタブレット型端末でダウンロードし、内蔵カメラで東尋坊跡などの看板を読み取ると解説映像が流れる仕組みで、スタッフからやり方を聞き、試してみる参加者も見られた。南谷発掘地の史跡も巡った。
また土蔵を改修した施設「あ之蔵」では民具が展示。平泉寺を解説するDVDも放映されており、参加者はじっくり見入っていた。
飲食物販施設「白山亭」で地元の農産物を使った「かきもちフォンデュ」なども堪能した。