3日からばんえつ物語号を牽引するC61-20号機。試運転が行われている=30日、阿賀町

3日からばんえつ物語号を牽引するC61-20号機。試運転が行われている=30日、阿賀町

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C61デビュー楽しみ 3日から ばんえつ物語号牽引

新潟日報(2015年5月1日)

 蒸気機関車(SL)C61-20号機が3日から、JR磐越西線の「ばんえつ物語号」を牽引(けんいん)する。点検中のC57-180号機のピンチヒッターで、C61が新潟県内の鉄路を走るのは初めて。新津-会津若松間では既に、試運転が行われていて、鉄道ファンが熱い視線を送っている。

 C61は1947~49年に33両製造された旅客用機関車。戦後の需要増に対応するため、余剰となった貨物用SLのボイラーを使って旅客用に改造された。

 今回走行するC61-20号機は2011年に復活し、JR東日本高崎支社が所有している。4月29日から磐越西線で試運転を始め、5月の土日曜を中心に営業運行する。既に予約で満席の日も出ている。

 30日の試運転では沿線にC61の雄姿を追うファンの姿が見られた。JR新津駅で撮影していた新潟市中央区の中学3年新井晴之君(15)は「貫禄があった。本番の走行が楽しみ」と話していた。JR東新潟支社広報室は「初めて登場するC61で、ぜひ新潟と福島の旅を楽しんでほしい」としている。C57-180けん引のばんえつ物語号は7月18日から、運行を再開する。

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