大凧作りに励む大凧組のメンバーたち=29日、新潟市南区

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6月本番白根大凧合戦 準備着々 気概ひしひし

新潟日報(2015年5月1日)

 新潟市南区の中ノ口川堤防で、6月4から8日までの5日間行われる白根大凧合戦に向け、大凧各組の準備が着々と進んでいる。白根小学校グラウンドでは29日、晴天のもと、二つの大凧組が色塗りや鼻緒立ての作業を行っていた。


 3月上旬から凧作りを始めた五郎組は、今年26枚の大凧を製作。歌舞伎作品に登場する「曽我五郎」を描いた絵柄の下書きに沿って、約20人が丁寧に赤や青の色を付けていた。和田直樹代表(37)は「団結力はばっちり。優勝を目指して頑張りたい」と意気込んでいた。

 本新蝶組は、蝶をモチーフにした絵柄の大凧を27枚仕上げた。この日が作業最終日で、25人ほどが参加。揚げる際の凧の動きや傾きを決める「鼻緒」の長さを慎重に調整していた。和田武徳会長(33)は「鮮やかでしっかりした大凧が出来上がった。自分たちらしい揚げ方で、1位を狙いたい」と力を込めた。

 白根大凧合戦は、中ノ口川を挟み、東軍(白根側)6組と西軍(味方側)7組とが大凧を揚げて絡め、綱を引き合って勝負を決める。期間中、約300枚の色鮮やかな大凧が大空を舞う。

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