林さん(右手前)の説明に耳を傾ける参加者

林さん(右手前)の説明に耳を傾ける参加者

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岡谷の「小鳥バス」今季運行開始 野鳥観察楽しむ

信濃毎日新聞(2015年5月4日)

 諏訪市のJR上諏訪駅を早朝に出発し、岡谷市の塩嶺御野立(えんれいおのだち)公園で野鳥の観察を楽しむ「塩嶺小鳥バス」の今季の運行が3日始まった。岡谷市主催で62年目。県内外の愛鳥家ら約90人が園内を歩き、澄んだ空気に響く鳥たちの声に耳を澄ませた。

 バスは午前5時50分ごろ公園に到着。日本野鳥の会諏訪会長の林正敏さん(71)=岡谷市=が案内し、散策した。鳴き声の聞こえた鳥について、林さんが「カケスはほかの鳥の声をまねる」などと、絵や写真を見せながら解説。参加者は、メモを取ったり双眼鏡をのぞいたりしながら熱心に耳を傾けていた。

 アオゲラやキジなど、約2時間で計22種を確認。岡谷市の実家を訪れている大阪市の主婦田中由香里さん(61)は「説明が分かりやすく面白い。キビタキの声がきれいに聞こえてよかった。また参加したい」と話していた。

 バスは6月末まで毎週日曜日に運行する。上諏訪駅を午前4時50分に出発し、10カ所の乗り場を経由して公園まで往復する。料金は諏訪市で乗れば1200円、諏訪郡下諏訪町か岡谷市で乗れば千円。小学生は半額。問い合わせは岡谷市商業観光課(電話0266・23・4811)へ。

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