源が改修するミュージアム内のアプローチ部分。舟橋に見立てることで外国人客にも楽しんでもらう=富山市南央町

源が改修するミュージアム内のアプローチ部分。舟橋に見立てることで外国人客にも楽しんでもらう=富山市南央町

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「和」の空間へ今秋改装 源ますのすしミュージアム

北日本新聞(2015年5月6日)

 ますずし製造販売の源(富山市南央町、源和之社長)は今秋にも、併設の「ますのすしミュージアム」を、「和」をコンセプトとした施設に改装する。ますずしが神通川流域を源流とした食文化であることから、ミュージアム内のアプローチを改修し、江戸時代の神通川の舟橋に見立てて富山城下のまち並みをイメージする。北陸新幹線の開業効果で外国人観光客が増える中、楽しみながら日本の文化に理解を深めてもらう。

 源は2009年、工場見学コースを大幅改装してミュージアムを開館。面積1930平方メートルで、飲食スペース、土産品ショップのほか、全国の駅弁ラベルを一堂に集めた展示スペースなどもある。

 源などによると、ますずしは江戸時代に神通川で捕れたマスやアユで作った「早ずし」がルーツとされる。このため、神通川近辺には老舗ますずし店が多い。当時は神通川に64艘の舟をつないだ舟橋があり、たもとの茶店でますずしが販売され、旅人らに親しまれていたとされる。

 歴史的背景を踏まえ、ミュージアム内の工場側と売店側のスペースを結ぶアプローチ(幅4メートル、長さ25メートル)を改修する。じゅうたんとなっている床は、神通川に架かっていた舟橋に見立てて木の板を敷く。

 壁面のモニターやパネルは、源やますずしの歴史などを紹介しているが、外国人向けに新たにすしをテーマとする。日本を代表する食について知ってもらうことで、ますずしに親しみを持ってもらう。

 源は、新幹線開業に合わせた改修を順次進めており、昨年7月には売店ショップをリニューアルした。品ぞろえの充実のほか、瓦をデザインした屋根を取り付けて城下町の雰囲気を演出。新たな改修で城下町のイメージを一層強く打ち出す。

 ミュージアムの昨年の年間来館者は約20万人。近年は台湾、韓国、中国などの外国人が増え、モニターの映像は英語、中国語、韓国語の3カ国語でも字幕表示できるようにした。源社長は「9月にも改装に着手し、秋の行楽シーズンに間に合わせたい。エンターテインメント性の高い空間とし、多くの外国人に来館してほしい」と話した。

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