松本駅を訪れた英国人観光客に松本の魅力を尋ねる呉真寧さん(右)

松本駅を訪れた英国人観光客に松本の魅力を尋ねる呉真寧さん(右)

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信大生らが松本の外国人観光客の動向著調査

信濃毎日新聞(2015年5月10日)

 東京などで外国人の道案内を行う任意団体「おせっかいジャパン」の大学生と、信州大の中国人留学生ら計8人が9日、松本市を訪れた外国人観光客に観光ルートや滞在期間について、松本城などで聞き取り調査をした。松本観光コンベンション協会が、外国人観光客が増加している市内の魅力を探り、アピールに役立てようと依頼。国別に観光ルートや魅力と感じた場所を集計して、誘客につなげる考えだ。

 おせっかいジャパンは2012年の設立。首都圏の学生や留学生ら約70人が浅草や銀座、築地などで道案内や通訳をしている。この日、松本城に集まった学生は、観光客に滞在期間や宿泊場所、松本の魅力など10項目を質問した。日本に2週間滞在予定のポーランドの男女は「広島や大阪に向かう」と話した。

 松本駅で学生たちは英国や台湾などのグループに質問。スイスの女性は「これから岐阜県高山市と神奈川県鎌倉市を巡る。松本はとてもいい所」と笑った。

 東京外国語大4年の呉真寧さん(21)は「松本城が目当ての人が多い。お城以外の名所が見られるようアピールを工夫する必要がある」と分析。信大の中国人留学生の苗孟雄さん(20)は「話し掛けるのは恥ずかしかったが、この調査が多くの人に松本の魅力を知ってもらうことにつながればいい」と話していた。

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