福井ゆかりの詩人、俳人、歌人の直筆資料などが並ぶ企画展「風のうた」=福井市の福井県ふるさと文学館

福井ゆかりの詩人、俳人、歌人の直筆資料などが並ぶ企画展「風のうた」=福井市の福井県ふるさと文学館

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山川登美子らの直筆原稿や愛用品100点 福井県ふるさと文学館

福井新聞(2015年5月10日)

 福井ゆかりの詩人、俳人、歌人の作品や足跡を紹介する企画展「風のうた」が、福井市の県ふるさと文学館で開かれている。直筆の原稿や短冊、愛用品など約100点の資料を通じ、それぞれが世に送った"文学の風"を伝えている。6月28日まで。

 同文学館の所蔵品を中心に、「風にのる人」「風をうたう人」「風をおくる人」の三つのコーナーに分けて展示している。

 「風にのる人」のコーナーは、坂井市三国町出身の俳人森田愛子、小浜市出身の歌人山川登美子、坂井市丸岡町出身の詩人中野鈴子の3人の女性を特集した。森田、山川は29歳、中野は51歳で亡くなっており、いずれも短い生涯を創作にささげた。

 中野が、師と慕った室生犀星に宛てた手紙は、自作に対する評価への感謝や近況を端正な字でつづっている。中野の直筆は県内にも少なく、貴重な資料という。山川が、与謝野晶子らとの共著で1905年に出版した詩歌集「恋衣」の初版本も並んでいる。

 北陸の風土を描いた作家を取り上げた「風をうたう人」は、小浜市出身の詩人・児童文学者、故山本和夫さんのスケッチブックなどを披露している。「風をおくる人」では、坂井市三国町ゆかりの詩人、故則武三雄さんと、則武さんが創設した「北荘文庫」から世に出た多くの詩人を紹介している。

 同文学館学芸員の岩田陽子さんは「"うた"に生涯をかけた作家の作品を、風をイメージしながらじっくり楽しんでほしい」と話している。

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