ライトアップされた楽山苑。柔らかい光が和の風情を演出した(8日、長岡市与板町与板)

ライトアップされた楽山苑。柔らかい光が和の風情を演出した(8日、長岡市与板町与板)

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浮かぶ和の風情 長岡・楽山苑

新潟日報(2015年5月11日)

 長岡市与板町与板の庭園「楽山苑」で8日夜、ライトアップが始まった。ことしで20周年となり、照明をこれまでの倍に増やした。築120年以上の豪商の別荘や新緑が、夜の闇に鮮やかに浮かび上がった。

 楽山苑は、豪商大坂屋三輪家が1892年に建てた別荘「楽山亭」を中心に、山の傾斜地に広がる。

 ライトアップは地元の住民でつくる実行委員会が主催し、地域を代表するイベントになった。今回は照明を約50基に倍増。配置も見直し、建物や石垣、樹木をより立体的に照らし出すようにした。

 初めて訪れた長岡市のサービス業、高橋直子さん(35)は「歴史あるたたずまいの建築がすてき」とじっくり眺めていた。

 点灯は17日までの午後6時半~9時半。9日に記念式典が開かれるほか、10日にはジャズコンサート、16日にはお茶会などが開かれる。

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